メールマガジン バックナンバー


arsnote.com mail magazine <2号2006/08>
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■創刊以来休刊状態が1年続きました。どうぞご無礼をお許し下さい。
皆さん忙しく、なかなか呼吸が合わない。
そこでこの機会に各サイト単独で発刊することをご了解いただき、事
務局に応答のあったサイトより、近況の報告をさせていただきます。
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とエッセイ
●KATACHI:物質から何を引き出せるかを探求していくのが現代 の工芸
です
●RODE:造形教育についての発言の場 皆様からの寄稿を お待ちして
います
●無礙庵:茶事について考える会、会員のオフ会を兼ねた交流の場
●竜眠湖:竜年生まれの高木が眠っていて、時々水をかき回します
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 メンバーの皆さんは、個々の活動に忙しいようです。これは諸先輩
の活動が実った証しかも知れません。近日、下記のような催しも開か
れるようです。「知の統合」は可能か?
http://www.acejapan.or.jp/jpn/news_jpn/news24.htm
http://www.acejapan.or.jp/jpn/news_jpn/gaiyou.pdf
科学と芸術の対峙は,ここからが正念場でしょうか。isi

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時の経つのは速いものです。サイトを見ていただいている方は下記リ
ンクでご存知のとおり、
http://arsnote.com/ars/event/Art%20and%20Science/RASms1.html
http://arsnote.com/ars/event/Art%20and%20Science/RASE.html
下記は、Art&Science の作品紹介をいくらか大きくし、右に解説 を並
べ見やすくしました。
http://arsnote.com/member/RASEreport.html

 昨年の夏、理化学研究所より公開可能な資料を提供をいただき、科
学講演会に合わせてRIKEN Art&Science展の企画に参加し ましたが、
それを期に現代科学の先端を垣間見ながら、今後の芸術が如何にある
べきか、新たな自問自答が始まりました。
 希望者にお送りしているマガジンですので、率直に申し上げれば、
半年という期限のあった仕事とはいえ、日夜前進する研究は、観客側
もそのスピードに乗って見回さないと方向感覚を失い、何が先端であ
るのか解らなくなってしまいそうです。ここはなんとも言い難いとこ
ろですが、周回遅れも加わったごちゃ混ぜのレースの中で、己の感性
を研ぎ澄ましてその熱戦の様子を描くなど大それたこと。車載カメラ
の視点で描くか、スタンドからそれを見て描くか。どちらが真の眼差
しになるか、それはもう言うまでもなく不可分です。それ故に、先陣
を捜し、ピットインにも目を向けながら、レース場全体を見回したり
の、右往左往の連続です。ネット上の検索は、クリック一つで場外か
らの評価も聞こえてきます。科学同様芸術も、一段と解明が進んだ眼
前の自然から、そして未来への夢とやがて来る現実からも、目を背け
るわけには行きません。この激しい科学・技術の変革は、それらへの
文学的解釈の困難さ故に、古典的感性を硬直させ、再構築する間もあ
りません。これぞと思う最新の視覚表現も、ナノ世界の可視化で色褪
せてしまう有様です。本来見ることができない「物事」を見たように
描く可視化技術、これは透視図法を遙かに凌駕する絵画革命なのです。
それを更に、自己の感性を交えてどう描くと言うのでしょうか?「蛇
足」という言葉が背後につきまといます。しかし、あえてそれを超え
てこそ真の芸術でありましょう。科学は、公開を原則として競われて
きた、人類共有の知識です。反面、非公開の道を選んだ技術競争は、
未だに欲望と縁を切れず、様々な格差を生み出す種となっています。
聖から俗への途切れ無き連鎖。これをどう昇華させるか?鋭いアート
の視点が期待されます。

 思えば、タルコフスーキの「ストーカー」は、真にアート&サイエ
ンスのさきがけと言い得るでしょう。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/vji/eiga/tarkovsky/tarkovsky.html

たとえば人間にとっての「未知の力」の解放とは、イコールで結ば
れる数式で表徴される事象とは全く次元の違う事実です。法外で、ま
さに想像を絶する、物質から精神にわたり大異変をもたらしたゾーン
の真実。爆発という既成概念の適用を禁止されることによって、私た
ちは事の真相をストーカーの投げるナットに導かれながら知るのです。
欲望の連鎖反応は、いつも国家的荒廃の原因です。残留する欲望の放
射能。その影響は長く複雑です。
 「アンドリュー・ルブリョフ」のなかには、森のせせらぎで絵の具
を流すシーンがありますね。レオナルド・ダ・ビンチが観たら何と思
うでしょう?実に美しい映画ならではのシーンです。今の時代にレオ
ナルドがいれば、当時の技術的に未成熟な時代から解放されて、自由
な表現ができたでしょうか? そうは思えません。過去を集めて喜々
とするも、今を拾って苦悩する人でありたいものです。スプーンを神
の声に、泥を絵画に、光を映像に・・・。

 いまだ留まるところ無き反省と新たな咀嚼の日々ですが、そういう
意味では、一人の人間として「誰もが科学し芸術を志す自由がある」
というコピーは、今でも大切な原点だと感じています。
 生命科学は、人間にただ生きながらえる術を教えるのではなく、よ
り広い視野とより自然に感謝する時間を与えてくれていると受け止め
るべきでしょう。しかしその貢献のために、一個人が青春の最中に、
偏った学習を必須とせざるを得ないのは、大変残念です。芸術も学問
も、およそ人間の為すプロ的と言われる活動は、疾うの昔から偏った
青春の成せる業なのかも知れません。とは言えバランスの良いひらめ
きは、一を知って十を知るがごとくに人を導くものです。事実、ネッ
トからの映像や実際の研究所の見学から感じられたことですが、研究
現場において、研究作業とは一見矛盾する物質・生命へのいとおしい
思いが伝わるスナップやブログを多々拝見しました。ペットを飼った
り、マウスを抱きしめたり、般若心経が飾られていても、実は何の違
和感も感じないほど、そこは正に現代の戦場であります。いくら膨大
な資金が流入しても、これは代理戦争ではなく、自らの精進への援助
であると思うのが戦士です。
 メカニカル・リーズンとヒューマン・リーズンの距離がいつも一進
一退であるよう、人間性も止めどない改革開放の試練のときなのかも
知れません。人間性をいま少し広義に解放し、拡張した身体性をしっ
かりと意識をもって感じ取れれば、一人の人間として現代人としての
心身のあり方や、その「いのち」の全うの仕方が見えてくるのではな
いかと不可能な夢は続きます。それにしても、そろそろあやまちの前
に強欲を制御する薬の開発を・・・。

記:アルスノートラボ 石垣 健

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■竜眠湖:メールマガジンRYU-0601 
http://arsnote.com/ryuminko/index.html

メールマガジンのメンバーの皆様

 このたび、下記のように個展「サイエンスからアートへ」を開くこ
とになりました。ご笑覧いただければ幸いです。詳細は以下の通りで
す。また、私のページ「竜眠湖」で、案内のはがきがご覧いただけま
す。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/vji/eiga/tarkovsky/tarkovsky.html

期間:2006年10月2日(月)-7日(土)
   2日、17:00からオープニングパーティー

場所:アート・ギャラリー・キムラASK?
   東京都中央区京橋3−6−5木邑ビル2F
   東京メトロ銀座線 京橋駅2番出口から2分

内容:下記は、展示会場で示すパネルの文章です。

 個展「サイエンスからアートへ」へ、ようこそいらっしゃいました。
私は、数年前まで物理学の分野で仕事をしてきたものです。最近は、
自然法則の支配にまかせて造形をおこなう方法を追及しています。こ
のたび、次のような三つの方法について、その成果を展示します。

1.銀樹アート:化学反応によって樹枝状の銀の析出パターンを つくる
2.電気泳動アート:イオン化した染料に電界をかけて流動させる
3.インクジェット水彩画:プリンターインクの拡散現象を利用 して彩
色する

 いずれも、準備をし、初期条件を設定して、後はじっと観察します。
これは科学的な実験の方針と同じであり、サイエンスとアートが協力
するひとつのありかただと思います。在職中の神戸芸術工科大学では、
これらの方法を大学院の教育に応用しております。

高木隆司 (神戸芸術工科大学・特任教授)
連絡先: takaki-r@kobe-du.ac.jp


作者略歴
東京大学大学院(物理学)修了 理学博士
東京農工大学工学部に勤務 同名誉教授
2004年より、神戸芸術工科大学に在職 
●「芸術工学基礎論」「形の科学」「力学とデザイン」の科 目を担当
●アート&サイエンス展出品(理化学研究所主催 2 005年神戸国際会
議場)
●アート関連の著書:
「現代のダ・ヴィンチ」 丸善ライブラリー、1995
「かたちの事典」(監修) 丸善、2003
「理科をアートしよう」 岩波ジュニア新書、2006
「モナリザと数学」(翻訳)化学同人、2006

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2006/08 2号

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