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10/04/06    

 意見交換のため,造形譜(Formative Score)に関する資料を一部公開しています.
以下の作品データは,Arsnote Lab.の研究員によるプログラムテストを兼ねた習作です.
今回のFormative Score作成のためのプログラミングは,日本電子専門学校の笹田晋司先生にご協力をいただいております.

 今回の造形譜は,既存のオープンソースの3Dソフトにインポートすることでも視覚化でき,レンダリングのできる方なら実制作(Performance)のためのさまざまなエスキースが作成可能です.もちろん実制作のための検討へと展開できます.建築CADなどで設計のためのデザイン構成として,寸法のモデュールと共に取り込むことも可能です.実制作(Performannce )の著作権は,音楽や映画のようにシェアーできます.研修用のプログラムの作成も必要です.ご協力いただける研究者の参加を求めています.isi

 研究の経緯はこちらの論文の第2章をお読み下さい.
造形譜による作品の紹介はこちらです.

■Formative Score
Report:100312

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/KG100312シリーズからの造形譜(Formative Score)出力テストとレンダリングによるパーフォーマンスです.

 今回は,失敗から学ぶことです.下の画像を見てください.配置の関係は今までとさほど変わりません.形のモデュールがやや菱形のパネルになっただけです.縦横の変形が同じ比でないので斜めの線が平行になりません.たったこれだけのことで,人間の目はリズム感を見出さなくなるのです.

Formative Score 造形譜
Formative Score// KG10031230.obj : Designed by Ken ISHIGAKI(Arsnote) & Shinji SASADA(Arscomposer)
Performance//KG10031230-01.png : Performed by CDS & Hira 3D Viewer & Blender & APS
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 この角度からなら,やや統一感を見出せるでしょうか….水平線と垂直面,斜めの線にもシンメトリーな呼応がやや見通せます. 

Formative Score
Formative Score// KG10031230.obj : Designed by Ken ISHIGAKI(Arsnote) & Shinji SASADA(Arscomposer)
Performance//KG10031231-01.png : Performed by CDS & Hira 3D Viewer & Blender & APS
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  このぐらい繰り返しの要素が増えると,リズム感も見えやすくなります.水平,垂直の関連性.
入れ子になったパターンを何気なく感じ取っているかたもいるでしょう.
斜線は全体にいきわたる乱れのトーンとなって見えてきます.

Formative Score
Formative Score// KG10031230.obj : Designed by Ken ISHIGAKI(Arsnote) & Shinji SASADA(Arscomposer)
Performance//KG10031232-01.png : Performed by CDS & Hira 3D Viewer & Blender & APS
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 この画像を見るとかなり乱れた感じですが,両眼で見れば面の垂直性は視認可能です.
しかし,グラフィック表現の多い昨今では,それらへの配慮も必要です.
無理を承知で言えば,絵画的可能性をもった立体造形です.(笑)

Formative Score
Formative Score// KG10031230.obj : Designed by Ken ISHIGAKI(Arsnote) & Shinji SASADA(Arscomposer)
Performance//KG10031233-01.png : Performed by CDS & Hira 3D Viewer & Blender & APS
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 面白いと感じる人.統一感がないと言う人.いろいろな意見があるのは,まだまだ技量不足ということでしょう.

Formative Score
Formative Score// KG10031230.obj : Designed by Ken ISHIGAKI(Arsnote) & Shinji SASADA(Arscomposer)
Performance//KG10031234-01.png : Performed by CDS & Hira 3D Viewer & Blender & APS
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 写真とは厄介な名前で,何が真実なのかさっぱりわかりません.
写真自体が真実とすれば,絵画同様に被写体を越えていく表現のパーフォーマンスです.
もともと造形譜はワイヤーフレームのようなデータですから,この場ではレンダリングで全てが決まるとも言えます.
ライティングや手焼きの心得のある方は,じれったいでしょうね.(笑)

Formative Score
Formative Score// KG10031230.obj : Designed by Ken ISHIGAKI(Arsnote) & Shinji SASADA(Arscomposer)
Performance//KG10031235-01.png : Performed by CDS & Hira 3D Viewer & Blender & APS
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 そんなわけで,造形譜(Formative Score)は,パーフォーマンスが重要であることを感じ取っていただけたと思います.

Formative Score
Formative Score// KG10031230.obj : Designed by Ken ISHIGAKI(Arsnote) & Shinji SASADA(Arscomposer)
Performance//KG10031236-01.png : Performed by CDS & Hira 3D Viewer & Blender & APS
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 どなたか回遊するアニメーションムービーを是非….

Formative Score
Formative Score// KG10031230.obj : Designed by Ken ISHIGAKI(Arsnote) & Shinji SASADA(Arscomposer)
Performance//KG10031237-01.png : Performed by CDS & Hira 3D Viewer & Blender & APS
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 というわけで,失敗作のフォローもこれでおわりです.

Formative Score
Formative Score// KG10031230.obj : Designed by Ken ISHIGAKI(Arsnote) & Shinji SASADA(Arscomposer)
Performance//KG100312351-01.png : Performed by CDS & Hira 3D Viewer & Blender & APS
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